その1円のために、できること レジ袋有料化と消費税、そしてインボイス-3
レジ袋の記事がやたら人気なので話題を戻します笑
こちらの記事の復習として、仕訳例を作ってみます。
A:レジ袋と食品を分けて記載する場合
1.福利厚生費 540円(課税仕入軽減8%)/ 現金 543円
2.レジ袋 3円(課税仕入10%)
B:レジ袋と食品を分けずに処理する場合
3.福利厚生費 543円(課税仕入軽減8%)/ 現金 543円
本来的にはAですが、影響額を考えたらBの仕訳でも十分では?としました。
さて、Aの仕訳について。
仕訳例は食品・レジ袋で行を分けるのでイメージがわきやすいかと思いますが、
下記のような仕訳でも同じような結果になります。
1-2. 福利厚生費 543円 / 現金 543円
2-2. レジ袋 3 円/福利厚生費 3円
このように考えたときに、なるべくAの仕訳効果を維持しながら
時間短縮なるような方法を考えてみました。
会計データのコピー機能を使う
1-2を何件か入力
→2-2の仕訳を1-2と同じ日付で1つ入れたら、その仕訳をコピペする。
弥生会計だったらctrl+L→ctrl+Y でコピぺです。
または仕訳辞書を作るという方法もあります。
<メリット>
会計ソフトで完結できる
<デメリット>
手作業が多い、コマンド慣れ、作業慣れが必要
→慣れてしまえば他の方法より手間はない
エクセルで経理する
↑図のように、1-2の仕訳から連動してレジ袋仕訳を作ってしまおうというものです。
<メリット>
仕組みを整えれば1-2の食事代の仕訳さえすればよいので
作業自体は覚えやすい、教えやすい
<デメリット>
取り込み手間、エラーや消費税改正時などの対応の際、エクセル知識が必要?
1つの仕訳でエクセル2行使ってしまうので、
レジ袋のある仕訳用のエクセルシートが必要になるかもしれません。
自動仕訳ができれば…
最近ではレシート読込みで仕訳を作るソフト・スキャナもあります。
こちらで上手く処理できれば食品・レジ袋を分けて仕訳処理できるでしょう。
ただし現存のものは、
買ったお店によっては消費税部分を上手く読み取ってくれなかったりもします。
コンビニのレシートでしたら定型的ではあるので、
いずれ、レジ袋仕訳も対応!とか宣伝するソフトが出てくるかもですね笑
上記、何かしらの対策をしてAの仕訳をするか、Bの仕訳で妥協するか。
次回はどちらの仕訳にするか、影響額について考えてみます。