消費税番外編 すき家は店内で吉野家はウーバーイーツ?
今回は、番外編として、気になるニュースがあったのでちょっと書いてみます。
すき家では、消費増税後も店内飲食と持ち帰りで税込価格が同じになるそうですね。
すき家、10月以降も「牛丼並盛は税込350円」 本体価格調整で、店内も持ち帰りも同一価格に - ITmedia ビジネスオンライン
上記のような場合、経費精算ではむしろ店内がお得になるんではないかと。
すき家は店内 の理由
理由は2つです。
まず店内を選んだほうが、会社の利益がUPしますよね。
店内なら税抜319円、持ち帰りだったら325円 が会計上の経費計上額になります。
1杯当たり6円の利益UPです。
そして、消費税です。
そもそも利益がUPするのは、消費税分の控除が発生するから。
消費税の納税額=「預かった」マイナス「支払った」の
「支払った」金額 が 店内>持ち帰り で相対的に大きくなるためです。
※こちらもご参照ください
消費税の基礎知識-赤字でも納税?- - yui好き税理士の経理応援ブログ(仮)
どれくらいの効果?
ここまで書いておいてなんですが、
だからといって「残業するなら必ず店内で」となると行き過ぎかなーとも思います。
・利益がUP=法人税もUP(実効税率まで考えると効果が少し薄まる)
・フリーランスの方は、消費税は納税義務がある方限定の効果
・サラリーマンの方の本人の手取りには影響なし
という部分もあるでしょう。
金額規模を考えても、さきほどの牛丼2杯・週1の残業食事代として、
年間600円程度の効果ですから。
経費削減はチリツモなので、サラリーマンの方は
「あえて持ち帰りじゃなくて外で食ってきましてけど!」
とか言っておけば、経費ちゃんと気にしてますよーアピールできるので、
覚えておいて損はないかと思います。
吉野家はウーバーイーツ?
ちなみに吉野家は本体価格を据え置きで支払金額に差が出るとのこと。
牛丼3社、軽減税率対応分かれる すき家と松屋「統一」 吉野家「2段階」 - 毎日新聞
その場合には店内=持ち帰りとなりますね。
時間節約と思えば、ウーバーイーツという選択肢もアリなのでしょうか。
今回は以上です。
制度説明的な記事も書きたいものの、
身近なところを切り口とした記事も、もっとイロイロと書いていきたいところです。
それでは。