消費税0%と10万円給付、どっちがいいか?
今回はこちらの記事の続き…のようなものですかね。
消費税0%と10万円給付、どっちがお得か?
前回記事で、消費税10%・軽減税率8%で考えると
平均給与の方で年間15万円くらいの消費税負担があると想定してみました。
そうすると、単純に考えれば
年2回の10万円給付、つまり20万円もらえる方がお得な人が多い、となります。
…まだ2回目は話も出ていませんが。
消費税は"公平すぎる"税金?
さらに言ってしまえば、
高額納税者ほど現金給付の効果が薄くなる(消費税を20万円以上払っている)
→所得の再配分効果といえないでしょうか?
所得税の累進課税や法人税というのはいろんな節税対策があります。
(生み出されては潰されるのも世の常ではあるのですが。。。)
しかし消費税を負担しないという節税って、なかなか出来ないものです。
消費税が非課税・免税なものは限られており、
かつ「大金持ちしか対象でないもの」というものもあまりありません。
非課税売上についてはこちらもご参照ください。
消費税の基礎知識-赤字でも納税?- - 素朴な税務ブログ by yui好き税理士(仮)
非課税売上→単純にうれしい!と思ってはいけない理由。消費税 追加記事-1 - 素朴な税務ブログ by yui好き税理士(仮)
逆にいえば非課税・免税がほとんどないので、低所得者層にも優しくない、
というものもまた真実ではあります。
そこで低所得者層・コロナ禍で影響を受けた層に対しての
効果が大きいバラマキ、相性が良いのではないでしょうか…?
ちょっと結論ありきな記事かなとも思っておりますが、いかがでしょうか?
いっときの消費税減税は、一時の経済効果はあるかもですが、
その後必ず戻さないといけず、その際の経済逆効果が怖い
という諸刃もあると思っていますし
何より色々な人がめんどくさいです。
値段表を変える人、申告システムを変える人、申告書を作る人…
10万給付するのも大変でしょうけどね。
菅総裁、誕生しましたね。
公約?どおり、消費税は10年間平穏無事でお願いしたいです。
また色々と考えたら、つらつらと書いてみます。